■無垢材には、湿度を調整する調湿作用があります。
無垢材の表面には、スポンジのように小さな気泡がたくさんありますが、室内の湿度が高くなると、その気泡の中に湿度を吸収し板は膨張します。
また、逆に室内の湿度が低くなると、気泡に溜め込んだ水分を放出し、板は収縮します。
無垢材はこれを繰り返し、屋内の湿度を一定に保っているのです。いわば、自然の「湿度調整機」です。
■表面に皮膜塗装をするということは、その小さな気泡を塞いでしまうことになり、無垢材の特性である調湿作用が機能しなくなります。
塗装することで、触った時の感触も、本来の自然素材ならではの肌触りが失われてしまいます。(無垢材の肌触りは、木のぬくもりが感じられてとても気持ちの良いものです。ぜひサンプル材でご体感ください)
木の香りにはリラクゼーション効果があると言われていますが、表面に塗装膜があることで、本来の木の香りも大幅に失われます。
これでは、無垢材を使う価値・意味が半減してしまいます。
■できれば、表面塗装はせずに、無垢材の持つ価値を活かしていただければ、と思いまが、どうしても塗装したいお客さまには、内部に染みこむ浸透性のある塗装がお勧めです。
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